木の特徴を生かした家づくりのために知っておきたい木の品質「ヤング係数」 | 亀岡市・南丹市で注文住宅(木造住宅)ならエコデザイン株式会社

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木の品質を語るうえで、重要なポイントとして強度があります。

 

とくに針葉樹で顕著ですが、木は繊維方向にはとても強い。

とりわけ引っ張られる力に対しては大きな強さを発揮します。

一方、木は押す力や折り曲げる力に対しては弱いといえますが、木は粘り強いという性質もあるため曲げる力にも対抗することができます。

 

実際に建物を支える木の強度を考える場合には、木の強さの中でも粘り強さが重要です。

粘り強さは一本一本の木で異なりますが、この粘り強さを示す数字がヤング係数です。

 

現在、木材は美しさなどの嗜好性の高い評価を除けば、おもに含水率とヤング係数でその品質が評価されます。

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ヤング係数は、たわみに対する強さですので曲げの強度に関連しています。

数字が高いほど外からの曲げの力に強い材であることを示しています。

米松などの松材が28.2N/㎟であるのに対して杉は22.2N/㎟です。

松は杉よりも材が曲がらないように働き、床を支える梁材に向いていることになります。

 

昔から、日本でも梁材は松の丸太を使い、柱を杉材としてきました。

もちろん大工はヤング係数なんていう数字をしっていたわけではありませんが、経験から樹種による性質の違いを知っていて使い分けていたのです。

監修者情報

代表取締役 中田 昌嗣

代表取締役 中田 昌嗣

私のキャリアは、現場の職人の手伝いから始まり、現場監督を経て現在に至ります。お客様から家づくりをお任せいただく中で思うのは、常に学び続ける姿勢が大切だという事です。工法や設計、防犯や法律に至るまで時代ごとに変化しています。私たちは時代の変化を敏感に感じ取り、お客様が快適に暮らせる家づくりを行う事を意識しています。
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